25年前の話をしよう。
いちおうこれでも出産している。
よく生活の匂いがしないといわれるが、
いちおう子供もいる。
頑張ってきたネタは掘り起こしたらきりがない。
これもピンクを受け入れられなかった理由につながる。
結婚をし、妊娠がわかり泣いた。
嬉しくて泣いたのではなく。
悔しくて泣いた。
チーフという役職に就きそれなりに責任も任され不要になった。
そんな最中、妊娠出産ということはその仕事を一時中断しないといけないということ。
だから悔しくて泣いた。
(息子君ごめん)
この時点で仕事優先主義だということがありありとわかる。
妊娠がわかった後も6ヶ月ぐらいまで勤務に入る。
その当時はホテルのフィットネスクラブのトレーナーだったため
お客様とマンツーマンで準備体操やストレッチをする。
今から思うと妊婦がやってはいけないことをいっぱいやっていた。
うつ伏せになってストレッチの見本を見せる。
などなど。
おかげで息子は丈夫で、たくましい。
きっと大事にしなかったおかげだろう(笑)
7ヶ月で産休に入る。
毎日が暇で暇で仕方がなかった。
仕事をしないということは、やることがなくなる。
家事には評価とお金が発生しない。
だからといって、
あまりうろうろするにもお腹が大きくて少々疲れる。
暇だから、ミシンで工作が始まる。
余り物のタオルでよだれかけを山のように作っていた。
そんなことぐらいしかすることがなかった。
さあそしてここからが出産秘話。
間違いなくよく動き回っていたはずだ。
妊婦の割には。
京都の実家の裏にあるのが産婦人科。
そこで検診もお世話になっていた。
実家に戻ってもやることがなく暇だ。
実家の庭の伸び放題の植木が気になり、椅子を取り出しそれに昇
キンモクセイの枝を切り出す。
間違いなく妊婦がやることではないだろう。
せっせと実家の庭の手入れをした。
確か木曜日が検診日。4月の21日のこと。
歩いて1分もかからない、実家の裏の産婦人科へ 行く。
診察券を出すために、 窓口に立った。
じゃーじゃーじゃーじゃーじゃーじゃーじゃーじゃーじゃー
大変なことが起きた。
洪水。洪水。大洪水。
バケツをひっくり返したかのように 。
私の足元が水浸し。
ダバダバダバダバー
骨盤がナイアガラ状態。
水浸しではなく、羊水びたし。
そう破水が起きた。
窓口の前は羊水びたし。
スリッパも靴下もびっちょびちょ。
恐ろしいタイミング!
検診日に合わせて破水。
前期破水といい、陣痛が起こる前に破水の方が先に起きてしまった。
『決定~即入院~』
狙っていたのか?
わが息子よ。
破水が起こってしまうと子供が感染する可能性があるので、即点滴を打たれ。
出産とともに便が出ないように、
大量の浣腸をされる。
そして半強制的に腸を空っぽにされた。
システマチックに入院出産のレールにのっかる。
今から思うと、チクチク下腹が痛かった。
それが陣痛の予兆だったのか。
定期検診の頃か即入院に変更。
そして息子の出産のカウントダウンが始まる。
検診日を狙い破水してしまう。
そろそろ出た方がいいよね?
って、お腹の中で言ってたかもしれない。
この時から既に、息子は手のかからない親孝行な子供。
華々しいい出産カウントダウン。
まだまだ・・・続く。
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