まさかの・・・『我慢してくださいね』 がんばる戦士の出産 後編

まさかの・・・『我慢してくださいね』 がんばる戦士の出産 後編

一人息子の出産秘話。

診察券を出す窓口の前で前期破水。
前回の話はこちら↓↓↓

まるで計画出産のように、検診日に合わせて破水する。

そろそろ出てきた方がいいんだよね。

都合いいよね。

と言っていたかどうかは定かではないが。

検診日から即入院。

そして出産へ。

部屋に入ったはいいものの、取り立てて変わったことはなく。

さすがに出産は未体験のため、

どんな感覚でどんなふうになるのか分からない。

その当時出始めた。

たまごクラブという妊婦向けの雑誌。

どれぐらいの間隔で陣痛が起きて出産まで至るか?

たまごクラブくらいでしか知るすべがなかった。

陣痛が4分間隔から3分間隔と徐々に短くなる。

と文章に書いていたから。

自分としてはそうでもない。

陣痛は激しいものと頭の中で想定している。

へその下の痛みは、実際生理痛以下の痛み。

細い針で刺すようなかすかな痛み。

入院したもののどうなることやら陣痛らしき痛みは起こらない。

夜になり、寝たいけれども眠れない。

なぜならばお腹がチクチクするので眠くならない野田。

本当は寝た方がいいのに寝られない。
そこで助産婦さんに相談。

助産婦さん曰く。

初めての出産やからきっと明日になりますね。
時間かかると思うよ。

と言われたから。

そうなんやー明日何や。
納得する私。

そして睡眠導入剤を出される。
その薬を飲んだが、全く眠くならない。

そして生理痛以下のチクチクサス下腹の痛みの間隔は短くなる。

しかし全く激しくない。

明日やからなあ。
仕方ないなあ。

とチクチクを我慢しながら寝る努力をする。

まだ産道も大して開いてないらしいから明日なんだと思い込む。

ただチクチクは少しづつ痛みを増す。

それでも生理痛より痛くない。

痛みの周期を図っていくと、 既に1分ぐらいになっている。

でも明日やから我慢我慢そう思ってまだ寝る努力をする。

でも眠れない・・・

ぎゅぎゅ~と痛みが強くなってきた。

徐々にお腹の動きが大きくなる。

さすがにちょっと痛いから、ボタンを押して助産婦さんを呼ぶ。

ピンポ~ン。

助産婦さん、入ってくるなり開口一番。

「なんでここまで我慢してたんですか!」

「産道が開ききってるじゃないですか!」

私 

(え~明日って言ったやん。)心の声

助産婦さん 

「今から先生呼んできますから。下の階(分娩室)準備しますから。」

「我慢してくださいね。」

私 

(え~~~我慢)

2階の病室から一回の分娩室に降りる。
手を取られて自力で降りる。

「我慢してくださいね。」
「我慢してくださいね。」

階段を降りるも、どんどんどんどんお腹が強く強く収縮する。

私の意志とは関係なく。

絞り出すような勢いで。

まるでまるで巨大な〇〇こが出てくるような勢い。

我慢しようにも、勝手におなかの中で力強い動きが起きている。

そんな状況にも関わらず、階段を降りる。

そして分娩室の入り。
先生の到着を待ち。
先生慌てて準備。

そしてかれこれ20分。

いきんでくださいとか。
世の中でよく言う、ひうひひふーとか。

そんなの全く関係ない。

我慢してくださいね。の声を聞きながら

勝手にお腹が動き、捻られるような強さとともに、

大きな大きな、〇〇こが出たと思ったら息子の誕生。

でした。

先生曰く。
こんな早い出産初めてや。

そうらしい。
早かったらしい。

そして生まれたとたん。

睡眠導入剤が効いてきた。
眠くなった。

そして私は落ちた。

4月22日朝 ゆうや誕生。

私は痛みに強い。
かなり強いと思う。

教訓 【産道が開くまでがまんしたらあかん・・・】
それっきりの経験だが。

大阪北浜 ピラティススタジオ進化 さわだりか

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