【シルク製品の房のお手入れについて】
帯締めの房って
ボサボサになって困った経験ありませんか?
帯締めの素材は、絹糸です。
絹って、蒸気を当てることで
すんなりまっすぐになってくれます。
例えば、ウールもそう。
昔、おばあちゃんが昔のセーターを解いて
あたらいいセーター作りませんでしたか?
あれも、一度蒸してからウールの
編みグセを直して
それから作り直してるんですよ。
ウールもひつじさんの毛
絹もお蚕さんから出来たもの
生き物が作り出すもの、
再生出来るって、素晴らしい。
手順
1、ヤカンでたっぷりめのお湯を沸かす。
2、沸騰したらヤカンの口から蒸気がです。そこに房をかざす
3、ジメッと、じとっと、もう房が濡れてしまうかな?
どうかな?くらいまで360度全方向から蒸気にかざす。
※熱いので、火傷に注意!かざさすのは、
必ず房の部分だけ。紐部分はかざさない。コシがなくなるため。
4、櫛(私はつげ櫛)で房部分をとく。プラスチックのコームで代用可。
3、4の作業を繰り返すと。
まっすぐな美しい房になります。
着物をお召しになる前日に整えて、引っ掛けておくと
翌日も美しいままを保てます。
意外に、皆さん知らないんです。
帯締めを売っている問屋さんがなぜ
説明してないんだろうな。って思っています。
そういうところを、お客さんはしりたいですよね。きっと。
体験で作っていただいた時やお買い上げ時に、説明しますが
ボサボサになったら、やって見てくださいね。
お蚕さんもきっと喜んでいるはず!
もし、直らなかったら、ご持参いただきましたら
私がお直しします。
以上!
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